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1.前立腺がん治療の中の小線源治療
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手術とほぼ同等の治療成績です。
前立腺がんの根治治療は手術と放射線治療に大別され、適応や方法を適切に判断すれば、手術と放射線治療の成績はほぼ同等といわれています。 ここでは、放射線治療のうち小線源治療を用いた治療について説明をしていきます。
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2.適応・治療の方法
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小線源治療単独の場合とホルモン治療や外照射と組み合わせる場合があります。
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3.治療の流れ
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小線源治療は3泊4日
外照射を加える場合は5週間の通院が基本です。
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- 4.実際の治療の進め方
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・術前検査(プレプラン)
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適応や線源の個数を決める検査です。
超音波を使って前立腺の形・大きさ・他の臓器との位置関係を調べます。
どこに何個の線源を入れるかを計算して、手術に備えます。
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・手術
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全身麻酔で1~2時間の手術です。
超音波とレントゲンを用いて、前立腺の内部に正確に線源を留置していきます。
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・術後検査(ポストプラン)
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手術の妥当性を評価する検査です。
手術の1カ月後にCT, MRI, レントゲンを使って行います。
線源が前立腺内に正確に配置されているか確認します。
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5.経過観察
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治療効果をみるには血液検査(PSA)が最も有用です。
PSAは治療後徐々に低下していきます。1~2年後に一時的にPSAが上昇することがあり、バウンス現象といわれています。
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6.副作用
- 専門的な技術を持った様々な職種が関わっています。
放射線による炎症が主な原因で、多くの場合一時的です。
●排尿症状:頻尿、切迫尿、排尿時違和感など
手術後3~4週後から徐々に現れます。多くの症状は半年~1年かけてゆっくり改善しますが、長期間継続する場合もあります。●排便症状:出血、排便時痛など
出血は半年以上経ってから生じることがありますが、経過をみていればおさまることが多いです。●性機能:勃起障害、射精障害
前立腺がんの治療法の中で小線源治療は最も性機能への影響が少ないといわれますが、年齢など治療前の状況にもよります。
- 専門的な技術を持った様々な職種が関わっています。
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7.日常生活上の注意点
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基本的には現在の生活スタイルのままで問題ありませんが、細かなポイントがあります。
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