病院で働く介護福祉士の役割とは?
介護福祉士は、医療行為は行いません。看護師と協働し患者の在宅・社会復帰を目的に、介護のプロとして入院生活のケアを行います。ケアの対象者は高齢者に限らず、幅広い世代が対象になります。
介護福祉士も、医師や看護師・リハビリセラピスト・ソーシャルワーカー・栄養士など多くの医療スタッフがいる医療チームの一員として活躍しています。
施設とは違い、ケアは看護師主体ではありますが、目的は同じです。
ただ患者の介助をするだけではなく、患者に寄り添って在宅・社会復帰に向けた自立支援をそれぞれの職種の専門性を尊重しながら行っています。
介護福祉士が主体で行っている業務は、補助者業務の他に機能回復を目指したレクリエーション活動の提供です。何かしらの制限のある入院生活の中で、患者と一緒に楽しみながら行なう事で、精神的な安定だけではなく、残された機能の維持向上を目指しています。
すべての患者ではありませんが、病院で働くからこそ、患者の在宅・社会復帰を見届けることが出来ます。
職場環境
・部署内では看護師と協働できる
・休みが多く、ワークライフバランスがしっかり取れる
・日曜、祭日の勤務はあるが、その分、平日に休みが取れる
・福利厚生が充実している
・医療の知識がつく
・看護補助者と連携が取れている
教育・サポート体制
・介護技術、介護ケアで必要な医療知識、補助者業務を指導
・定期的な勉強会の実施
・病棟全体で統一した指導が出来るように、技術確認リストを使用
・看護師やリハビリセラピストとの連携が取れている
介護福祉士の大変なところ
・施設とは違い、主体は看護師であるため、指示を受けて業務する事が多い
・レクリエーション活動の1つである、イベント行事がほとんどない
・ケアの対象者が、幅広い年齢層である
・残存機能を活かした患者さんの自立支援が難しい。ただ介助するだけではなく、どうしたら安全に自立した生活を送って貰えるか考えながら関わる事が難しい。
患者のやる気や自尊心を尊重した「見守りと介助」が必要である。
現在、介護福祉士として病院で活躍中の先輩に話を聞きました。
Aさん (入職2年目)20代
Q.当院に入職したきっかけは?
自宅復帰や施設に入所するまでの過程で関わり、支援することが出来るというところに魅力を感じました。特に、当院では自宅復帰に力を入れていることもあり、そのためのお手伝いをしたいと思いました。
Q.実際に働いてみて感じたことは?
想像よりも患者さんの日常生活に寄り添って支援が出来る事に驚きました。患者さんと深く関われるのでとてもやりがいを感じています。
Q.これからの目標は?
院内・院外研修に参加し、自身のスキルアップをしながらその技術を患者さんに提供していけるよう頑張って行きたいです。
Bさん (入職9年目)40代
Q.仕事のやりがいを感じるときはどんなとき?
医療行為以外の日常生活のケアやリフレッシュを兼ねた機能回復レクリエーションを行なっています。介護福祉士も医療チームの一員です。介護のプロとして、患者さんの自立支援を行い、一緒に退院を目指せることにやりがいを感じます。
Q.職場環境はどうですか?
回復期リハビリテーション病棟で活躍しています。医師や看護師だけでなく、リハビリスタッフやソーシャルワーカーなどが身近にいます。様々な職種がそれぞれの専門性を尊重しながら働ける環境です。
Q.これからの目標は?
現在は、回復期リハビリテーション病棟に所属しています。今後は、急性期病棟でも活躍出来る様にしていきたいです。
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