認定看護師とは

日々変化する医療現場で働く看護師たちを専門知識や技能でサポートし組織横断的に看護活動を実践する看護師です。 当院では、特定の専門分野において、「実践・指導・相談の役割を果たし、看護ケアの広がりと質の向上に寄与する」という活動理念を基盤に院内活動を行っています。

認定看護師は月に1回認定看護師会を開催しています。1人の患者さんへのケア方針を各分野から専門的意見を出し合い決定したり、活動で生じる様々な問題を共有し話し合いながら解決します。

 

<当院の認定看護師>
皮膚・排泄ケア認定看護師 1名
感染管理認定看護師 2名
緩和ケア認定看護師 1名
摂食・嚥下障害看護認定看護師 1名
集中ケア認定看護師 2名
慢性呼吸器疾患看護認定看護師 1名
がん放射線療法看護認定看護師 1名
糖尿病看護認定看護師 1名


私が認定看護師を目指したきっかけ

皮膚・排泄ケア認定看護師

褥瘡対策委員会での活動やストーマ造設患者のケアを通して、対象となる方々が抱える問題に対し、適切な皮膚のケアや排泄管理を行い、その人らしい生活が送れるように支援していきたいと思い皮膚・排泄ケア認定看護師を目指しました。

 

感染管理認定看護師

看護師経験を積む中で、「今後自分がどの道に進むべきか」を考える時期がありました。そのような時期に感染に罹患した患者さんの姿を見て、少しでも患者さんを護りたい、安寧した生活を送って貰いたいと思うようになり、感染管理認定看護師の道を進む事にしました。

 

緩和ケア認定看護師

私が認定看護師を目指したきっかけは、ある終末期患者さんとの出会いでした。終末期特有の苦痛症状を抱えながらも、残された人生を“自分らしく”過ごそうとしていたことが印象的でした。そんな誰かの人生を支えるお手伝いをしたいと考え、日々看護に取り組んでいます。

 

緩和ケア認定看護師

最期を迎えた患者さまに対し“もっとできる看護があったのではないか”と葛藤する一方その人らしい人生を支える仕事にやりがいを感じました。また、患者さまを支える医療スタッフのつらい気持ちにも寄り添いたいと思い、緩和ケア認定看護師を目指しました。

 

摂食・嚥下障害看護認定看護師

「食べる」ことができない患者さんがチューブ等を留置させざるを得ない状態を見て、「食べられる」ようにするために具体的にどんな介入が必要で、看護師に何ができるのか知りたいと思いこの領域の認定を志しました。

 

集中ケア認定看護師

これまで経験的に看護を行なっていた部分があり、エビデンスに基づいた最新のケアを学びたいと思い、認定看護師になることを決意しました。良き医療を提供することでロールモデルとなり、患者さんや家族のアウトカムを高めることを目標にしています。

 

集中ケア認定看護師

患者様にとって呼吸が苦しいことは、死を連想するほどの恐怖であるにも関わらず、看護師として何もできない無力さを感じることが多く、チーム医療として呼吸サポートチームを発足したいと思ったことが、認定看護師を目指すきっかけとなりました。

 

慢性呼吸器疾患看護認定看護師

呼吸器疾患患者の中にはナースコールを命綱のように胸元に大事にされます。もっと楽に過ごせる支援がないかと呼吸療法認定士を目指しました。同時期に東京開催の呼吸ケアリハビリテーション学会があり呼吸領域の認定看護師がある事を知ったのが目指すきっかけだと思います。

 

がん放射線療法看護認定看護師

乳がんの自壊や骨転移による麻痺が放射線治療でどんどん改善していく効果に驚いた反面、「放射線」と聞くだけで不安を抱き躊躇する方が多いことも知り、もどかしさを感じたことがきっかけでした。
安心して治療選択、治療継続してもらえるような支援ができないかと学ぶ中で認定看護師を志すようになりました。

 

糖尿病看護認定看護師

色々な職種がチームとなって治療・ケアで関わった事で、糖尿病合併症で目が見えなくなった患者様が家族の顔を見ることができるようになりました。
この時の看護にやりがいを感じ、自分自身がもっと糖尿病看護の知識を深め患者様を支援したいと思い糖尿病看護認定看護師を志しました。